現代美術家・松山智一さんはニューヨーク・ブルックリンを中心に活動をしています。
彼の両極端な要素を取り入れた斬新なアートには、多くの人が惹きつけられています。
そんな中で、最近松山智一さんは日本の国民的駄菓子『うまい棒』でコラボしたことでも話題になりました。
今回は松山智一さんが
についてをまとめてみます。
松山智一がうまい棒で現代美術を表現!

松山智一さんがうまい棒で現代美術を表現したことが話題になっていますが、一体どうゆう意味でしょうか。
うまい棒に現代美術って何?
松山智一さんは、2025年3月8日〜5月11日の期間限定で麻布台ヒルズギャラリーにて個展「松山智一展 FIRST LAST」
開催しました。
その中でも話題を集めたのは、株式会社やおきんとコラボして制作した「うまい棒 げんだいびじゅつ味」でした。
当初、松山さんはうまい棒を題材に選んだ理由として
「子供にとって最小単位のお金で買える楽しみがあった」
と自身の幼少期の実体験をインタビューで答えていました。
また、
「どのフレーバー(味)を選ぶか。嗜好という形で自分のアイデンティティを投影できる。類似するものがない、うまい棒の魅力」
と味についても悩んだと語り、そのこだわりがますます話題を呼びました。
見た目は、銀色のパッケージに線画というシンプルなものでした。
アクリルBOXに入った見た目は高級感が漂っています。

50本限定で売られたこの『うまい棒』はシリアルコードも付属されているようです。
これは食べるためのものではなく『観賞用』として楽しんでもらうもののようです。
松山智一のうまい棒が1本10万円で味に驚愕

松山智一さんの制作した『うまい棒』は衝撃の値段で売られていました。
また、その性質から味が気になるという声が多く上がっていました。
1本10万円のうまい棒?
松山智一さんがコラボした『うまい棒 げんだいびじゅつ味』は1本10万(税込11万)円という破格の値段で売り出されました。
普通のうまい棒が1本15円(税抜)ということもあり、7,000倍近い価格に衝撃を受ける人も多くいました。
松山智一さんがコラボした『うまい棒 げんだいびじゅつ味』は50本限定で発売され、シリアルコードもあります。
その型破りな『うまい棒』の発売に松山さんは知人に報告した際、
「10万円のうまい棒って何? 金箔貼るの?」
大爆笑されたそうです。
しかし、彼曰く
「「現在の対価」なのか「未来の対価」なのかっていうところを考えるのが、今回のこのうまい棒を通じて、世の中の人々に伝えたかったことです」
インタビューで答えていました。
「新たな価値を生むことができるのか」という点が芸術としての論点であり、今回の『うまい棒』においても広く親しまれた商品がアートとしてどのように生まれ変わるのか、価値を見出せるのかという問いを投げかけるかけるものでした。
しかし、平凡なわたしたちには理解が及ばない部分は多々あることは否めません。
10万円という価値を持ったものには同じように10万円の価値を期待してしまうでしょう。
その話題性は期待に溢れ多くの注目が集まりました。
結果、限定10本の『うまい棒』は抽選販売に販売方法が変わるほど購入者が殺到しました。
げんだいびじゅつ味とは?
松山さんがコラボして作った『うまい棒 げんだいびじゅつ味』とは一体どのような味がするのでしょうか。
購入者だけではなく、気になる人はいるのではないでしょうか。
中には、普通のうまい棒として食べられる、という見解もありました。
しかし、最初に言っておきますが、『観賞用』と謳われており、頑丈なアクリルボックスに入っています。
値段も値段だけにそう気軽に食べようとする人はいませんでした。
その中で開封して実食している人が実食している人もいました。
こちらはYouTuberのYOSHIさんです。
実際に石(?)でアクリルボックスを叩き割っていました。

パッケージを勢いよく開けてくれました。

匂いはというと、「絶対食えない匂いする」

これはもしかしたら。。。。
「歯ぁいってまいそう」

カランコロン。。。
それはうまい棒が転がる音じゃないです。

食品サンプルのような感じ。

食べれるものと並んでいると本当にそっくりでした。(右がげんだいびじゅつ味)
なお、パッケージには原材料の表記はなく、もともと食べれるものが入っているとは記載がなかったようです。
しかし、『観賞用』として作られたものでしたが、しっかりパッケージの中まで作り込まれたところは評価せずにはいられません。
食べられないのは残念ですが、『げんだいげいじゅつ味』=精巧に作られた『食品サンプル』(日本の技術・芸術)と言われると納得できてしまう狡さも感じていまい、あっぱれと思わずにはいられませんでした。

『げんだいげいじゅつ味』=精巧に作られた『食品サンプル』(日本の技術・芸術)
とかけていたらもう、上手い!!(うまい棒だけに)のじゃ。
まとめ
今回は松山智一さんが
についてをまとめてみました。
松山さんは株式会社やおきんとコラボして制作した「うまい棒 げんだいびじゅつ味」を制作しました。
シンプルさにこだわったパッケージの「うまい棒」ですが50本限定で販売され、価格はなんと1本『10万(税込11万)円』という破格の値段。
その値段に、多くの人が興味を持ち、その「げんだいびじゅつ味」とはどういったものかに注目が集まり購入者が殺到。
予定にありませんでしたが抽選販売をすることになったようです。
頑丈なアクリルボックスに入っておりシリアルナンバーも入っています。
しかし、実際の中身は日本の芸術作品とも言える食品サンプルでした。
残念と言えば残念ですが、『げんだいげいじゅつ味』=精巧に作られた『食品サンプル』(日本の技術・芸術)
と言われて納得できてしまうのは何故でしょうか。
松山さん自身、
「好きな味に自分の個性を重ねるなど、うまい棒は共通言語になった。その物語を“化石”のように閉じ込めたかった」
とインタビューで語っており、その答えが知れた気がして納得できる芸術アートだったような気もして、個人的には”げんだいげいじゅつ味”を堪能させていただきました。
うまい棒だけに上手い!と言いたくなるような気持ちです。