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仲代達矢の若い頃の圧倒的凄さ5選!黒沢明も唸らせた演技力?

仲代達矢の若い頃の圧倒的凄さ5選!黒沢明も唸らせた演技力?(タイトル画像) 芸能
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日本映画界を代表する名優・仲代達矢さん。

現在92歳と高齢ですが、まだまだ現役を貫いているようです。

そして、その若い頃の演技力は、巨匠・黒澤明さえ唸らせたといいます。

今回は、仲代達矢さんの

  • 圧倒的な存在感と演技力が光った若き日の名演5選
  • 黒澤明や他の監督をも唸らせた演技力

をまとめて見ました。

仲代達矢の若い頃の圧倒的凄さ5選!

出典元:徹子の部屋

日本映画史に燦然と名を残す俳優・仲代達矢さん。

その若き日の演技力は、監督たちの期待を大きく超えるものでした。

ここでは、彼の若い頃の代表作から5つを厳選し、その圧倒的な凄さを振り返っていきます。

1. デビュー作での印象的な存在感

仲代達矢さんは1954年、黒澤明監督の『七人の侍』で映画デビューを果たします。

役柄は「通りすがりの侍」という”ほんの3秒”という非常に短い間の出演でした。

出典元:X

黒澤監督からは何度もNGを出され、午前9時から午後3時まで「ただ歩く」だけのシーンを何十回も撮り直されたそうです。

仲代さんは「屈辱的な経験だった」と語っており、その後の共演は「NG」を出すほどだったようです。

当時仲代達矢さんは当時20歳くらいの時でした。

俳優座養成所に通っていた仲代さんにとって、この数秒の出演は人生を変える大きな経験でした。

この厳しい現場が、後の名優への第一歩となったのです。

2. 苦悩する男の心情を見事に表現

『人間の條件』では、戦時下に生きる青年・梶成勝を熱演しました。

出典元:YouTube

1959年から1961年にかけて公開された全6部作の長編作品です。

理想と現実の狭間で葛藤する男の苦悩を、仲代さんは表情と語り口で見事に表現しました。

作品全体を通して、役柄の成長や感情の変化を繊細に演じ分けました。

この作品をきっかけに、仲代さんは名実ともに日本映画界の中心的俳優となっていきます。

3. 静かな怒りと悲しみを湛えた演技

1962年公開の『切腹』では、武士・津雲半四郎を演じた仲代さん。

出典元:X

復讐をテーマにした重厚な時代劇の中で、怒りを爆発させるのではなく、静かに押し殺す演技で観客の心を掴みました。

口数は少なくとも、視線やわずかな仕草に感情が宿っている。

まさに演技の極み」と言える表現でした。

国際的にも高く評価されたこの作品は、仲代さんの演技力が世界に認められるきっかけとなりました。

4. 悪役でも光る卓越した存在感

1961年の『用心棒』では、黒澤明監督作品で再びスクリーンに登場しました。

仲代さんは冷酷な悪役・卯之助を演じました。

出典元:X

蛇のように鋭い目つきと、冷静な立ち居振る舞い

善悪の対比を際立たせる存在として、物語に深みを与えました。

緻密に計算されたその演技は、観る者に恐怖魅力を同時に感じさせ、「悪役でここまで惹きつける俳優は珍しい」と称賛されました。

5. 黒澤明との円熟期の演技

1980年の『影武者』、そして1985年の『乱』では、仲代さんが円熟した演技を見せた代表作です。

特に『乱』での一文字秀虎役では、老将軍の狂気苦悩孤独を緻密に演じ分け、その演技は「狂気のリア王」とも評されました。

出典元:X

実際に燃え上がる城の中で撮影に臨むなど、命がけの熱演も話題に。

仲代さんはこの作品で「生涯最高のギャラをもらった」と後に語っています。

映画としての完成度だけでなく、仲代さんの演技が圧倒的なリアリティを加えたことは間違いありません。

どくきのこ
どくきのこ

数多くの作品で爪痕を残しているが、なんやかんやしつつも黒澤明監督は仲代さんのことを目にかけていたんじゃな。

仲代達矢の若い頃は黒澤明も唸らせた?

若き日の仲代達矢さんは、その容姿の美しさと演技への真摯な姿勢で、多くの監督に影響を与えました。

なかでも黒澤明監督との関係は、日本映画史の中でも特筆すべきエピソードを持っています。

黒澤明や映画監督からの評価

仲代さんと黒澤明監督の出会いは『七人の侍』が最初でした。

わずかな役でも、何度も撮り直しを命じた黒澤監督に対し、仲代さんは「二度と黒澤組には出ない」と思ったほどだったといいます。

しかし7年後、『用心棒』で再びタッグを組むことになり、仲代さんの演技力は黒澤監督をはじめ多くの観客を魅了しました。

その後も『影武者』『乱』と名作を共に生み出し、黒澤監督は仲代さんを信頼するようになりました。

仲代さんは黒澤監督について「ビジュアルへの執着がすごい」と語っています。

細部まで徹底的にこだわる演出に、仲代さんの緻密な演技が見事に融合したのです。

また、監督の小林正樹氏も共演した際には仲代さんの演技に対し、「感服した」と絶賛しています。

ちょっとの違和感でも見逃さ図、NGを出し続けて仲代さんもそれに答えたからの演技力だったのではないかと感じられました。

どくきのこ
どくきのこ

仲代さんと黒澤明監督、二人の関係が思いで繋がっているように感じるのじゃ。

まとめ

今回は、仲代達矢さんの

  • 圧倒的な存在感と演技力が光った若き日の名演5選
  • 黒澤明や他の監督をも唸らせた演技力

についてをまとめて見ました。

彼のデビュー作は黒澤明監督の『7人の侍』でした。

少しの違和感も許せない黒沢監督は仲代達矢さんの3秒ほどの演技に対し6時間もNGを出し続けていたようです。

仲代さんからしたら、「もう嫌だ」と感じることでしたが、黒澤監督は仲代さんに対し何を思ったのかそれ以降何かと目をかけている様子が伺えます。

デビュー当時の一件があり、共演はNGを脱していた仲代さんでしたが、再共演の時にはお互いに信頼を寄せていたようです。

また、周りの監督をも唸らせるほどの圧倒的実力を見せつけました。

数々の作品で名演技を見せた仲代達矢さん。

黒澤監督からの扱きの賜物だったのかもしれません。

仲代達矢さんは92歳ですが今もなお現役を貫いて活動をしています。

体調に気をつけて活動してもらいたいですね。

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