パク・ヨンジュン被告(30歳)は、交際相手だった韓国籍のバン・ジ・ウォンさん(40歳)に対し、男女間のトラブルからストーカーを繰り返し、2025年9月1日に世田谷で刺殺し、韓国へ帰国しようとしたところを逮捕されました。
そんな、パク被告が今回ストーカー規制法違反で再逮捕されました。
今回は、
についてまとめてみます。
パク・ヨンジュンがストーカー規制法違反で逮捕の理由は?

パク被告は9月22日にストーカー規制法に違反し逮捕されました。
9月1日に交際相手のバクさんを刺殺した疑いで逮捕されて以来の2回目になります。
ここでは、パク被告がストーカー規制法違反で再逮捕された理由についてまとめてみます。
ストーカー規制法違反で逮捕の理由は何?
今回、パク・ヨンジュン容疑者がストーカー規制法違反の疑いで再逮捕された主な理由は、被害者であるバン・ジ・ウォンさんとの接触を断つという警察への約束(上申書)を破り、つきまとい行為と邸宅侵入を繰り返したことにあります。
9月1日に殺人容疑での逮捕と今回の住居侵入とストーカー規制法違反で2度目の逮捕となります。
再逮捕の根拠となった具体的な行為はには2点あります。
1. 警察への約束を破った「邸宅侵入」の疑い
2. 「拒否後の連続したメッセージ送信」によるストーカー規制法違反
です。
警察への約束を破った「邸宅侵入」の疑いについては、
パク容疑者は、被害者(バンさん)が「別れ話をしたら暴力を振るわれた」と警視庁に相談した、事件前の8月29日に、警察署でバンさんへの接近や連絡を断つことを約束し、上申書を提出していました。
しかし、その翌日である8月30日、パク容疑者はこの約束を破り、バンさんの自宅マンションの敷地内に勝手に侵入した疑いが持たれています。
「邸宅侵入」は、ストーカー規制法における「つきまとい等」の一類型である「住居等に押し掛け」る行為、またはその付近を「みだりにうろつく」行為に該当する可能性があります。
という内容です。
「拒否後の連続したメッセージ送信」によるストーカー規制法違反については、
パク容疑者は、8月29日から30日にかけて、連絡を断つ旨の上申書に同意した後にもかかわらず、メッセージアプリを使って複数回にわたり、繰り返しメッセージを送信していた疑いも持たれています。
これはストーカー規制法が規制する「つきまとい等」の行為を行いました。
この規定では、被害者に拒まれたにもかかわらず、連続して電話やファクシミリ、電子メール・SNSメッセージ・文書等を送信する行為が規制対象とされています。
警視庁は、これらのメッセージの内容や、事件直前の約5時間の待ち伏せなどから、パク容疑者に強い執着心があったと分析しています。
という内容です。
パク被告は、警察の警告を無視し、バクさんに付き纏い続け、結果的に殺害という悲惨な事件を起こしました。
パク・ヨンジュンが再逮捕の理由がストーカー規制法違反で殺人罪でも起訴済み

ここでは、パク被告の罪についてまとめてみます。
殺人罪では既に起訴されている
パク被告は、9月1日に交際相手である同じ韓国籍のバン・ジ・ウォンさんを殺害した容疑で、逮捕されました。
当時パク被告は被害者とは無関係ということを言っていましたが、容疑の証拠が固まったのか現在殺人容疑で起訴されています。
既に殺人容疑で逮捕されていたにもかかわらず、後日ストーカー規制法違反で再逮捕されたのは、事件前の詳細な行動パターンの解明、メッセージアプリでのやり取りの全容把握、および防犯カメラ映像による裏付け捜査が進んだ結果、新たにこれらの容疑が明確になったためです。
つまり、証拠が集まったからストーカー規制法でも起訴が十分できるくらいになったことを意味しています。
今回のストーカー事件については警察も大きく介入しており、厳重注意だけではなく、空港へ送るなど大分重くみていたのでは無いでしょうか。
しかし結果は、被害者死亡ということもあり、警察の威信にも関わってくるのでは無いでしょうか。
既に殺人罪で起訴されていることから今回のストーカー規制法違反と住居侵入による罪が起訴されれば、同裁判の材料として同時に提出できるため、罪をより重くすることも可能かもしれません。
まとめ
今回は、
についてまとめてみました。
パク・ヨンジュン被告は9月22日にストーカー規制法違反と住居侵入の罪で再逮捕となりました。
9月1日に殺害されたバクさんへの殺人容疑の逮捕から2回目の逮捕です。
今回、逮捕された主な理由は、警察との約束である上申書の内容を、次の日には破り、被害者のマンションへ侵入し接触しようとしたことが主な理由とされています。
既に殺人容疑は殺人罪として起訴されており、今回も十分な証拠が集まったための再逮捕となりました。
ストーカー規制法違反、住居侵入の罪が起訴されればパク被告は3つの罪で裁判を受けることになります。
今後、裁判の判決にも注目していきましょう。